椎間板とは
椎間板は背骨のブロック状の24個の骨(椎骨)をつなぐもので、
23個あり、主に3つの役割を持っています。
1) 吸収
2) 動き
3) 神経の保護 (最も重要な機能)
椎間板の約85%が水分で、一日の変化により膨張したり、縮んだりします。
その為、朝夕で身長は、0.6cm から1.2cm 縮むことが分かっています。
椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアとは、椎間板のもつ3つの機能が損なわれることで、
中心にある髄核が、はみ出てしまった状態を言います。
頚椎、腰椎によく起こります。
以下が初期に起こりうる典型的な症状です。
【頚椎ヘルニア】
腕、肩の激しい痛み、手の痺れ、握力の低下。
【腰椎ヘルニア】
腰部、臀部の激しい痛み、足の痺れ、筋力(足)の低下、またそれによる
歩行障害(5分以上歩けない)。
腰痛の実に85%は原因不明だといわれており、
残り15%のうち、椎間板ヘルニアが原因であると特定できるのは
わずか5%程度に過ぎないといわれています。
実際手術が必要なヘルニアはごく少数なのです。
神経を圧迫・刺激するため、激しい痛みを伴い、
重篤な場合、失禁、インポテンツ、生理痛、不妊症などの症状の原因にもなります。
通常、MRIやレントゲン検査などによって確認でき、診断されます。
頚椎ヘルニア・頚椎症
頸椎は7個の椎骨で構成されていますが、
第1頸椎は環椎、第2頸椎は軸椎と呼ばれ、
第3頸椎以下とはまったく異なる形状をしており、
椎間板が存在するのは第2頸椎以下です。
頚椎部に構造的なストレスが集中することで起こる頚椎症は、
椎体や椎間板の変性で起こり、
頚椎ヘルニアは椎間板の中にある髄核がはみ出した状態
のことをいいます。 はみ出した髄核は、神経根や脊髄を圧迫してさまざまな症状をおこし、
頚椎性神経根症と診断されます。
頚椎ヘルニアの主な症状は、まず軽い局所の症状として始まり、
それに付随して神経根症状(しびれ、冷感、筋力低下など)が加わります。
このため、初期の局所症状の段階では、
寝違いや肩こりなどの診断ですまされているものも少なくありません。
人間は二足で立ち、体重の8%(約5Kg)ある頭部の位置で重心を取っています。
慢性的にバランスが不安定な生活を続け、
重力を支えきれなくなった椎間板に一気に負担がかかるのです。
ですから、根本的な原因を見つけ解消していく必要があります。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎は5個の椎骨からなり、
上半身を支える脊柱のなかでも最も大きな荷重を受けもちます。
同時に可動性も大きいため、椎間板の障害を起こしやすい部位です。
腰の骨である腰椎は、骨盤部分と椎間板で連結しています。
そして、背骨部分と骨盤では動きの構造が全く違っています。
ヒトの背骨は体の動きを仙骨で受け止め左右の寛骨で正反して
常に重心を取れるように働くのが骨盤の役目です。
骨盤(仙骨)と連結する腰椎5番、その上の4番に腰椎ヘルニアが多いのは、 それだけ重さが
かかるからです。
椎間板ヘルニアに対する外科手術の成功率
年間約6,000件の手術のうち、失敗する確立が約53%もあり、
これを脊椎手術失敗症候群と呼びます。
また、6ヶ月から1年以内に再発するケースも少なからず報告されています。
椎間板ヘルニアの原因
すべてのことには必然です。つまり、原因があります。
西洋医学の観点からは原因は無くても、因カイロプラクティックの観点から見れば原因があります。
つまり、『神経伝達障害』です。
これが長年潜在的に潜伏しており、医学的に15年以上 経過すると、
何らかの物理的要因をきっかけに激しい痛みとして表在化します。
※サブラクセイションはカイロプラクティックのページをご覧下さい。
カイロプラクティックとは
※3Tは3つのストレスのページをご覧下さい。
http://www.chiro-eden.com/column/3/
カイロプラクティックの効果
カナダ・サスカシワン・ロイヤル・ユニバーシティー病院での調査では
カイロプラクティック・アジャストメントを用いた椎間板ヘルニアに対するケアは
安全かつ効果的であると報告されています。
ガンステッド・カイロプラクティックと椎間板
エデンではあらゆるアジャストメントで最も安全かつ効果を期待出来る
ガンステッド・テクニックを使用します。
ガンステッド・カイロプラクティックについては下記をご覧下さい。
ヘルニアの一般的な治療方
薬物療法、温熱療法、運動療法、手術があります。
その中でも最も手術に関しまして、
腰を切開し椎間板を削除する方法。 ラヴ法、保険適用、約23万円。
レーザーにて椎間板を溶かす方法。PLDD治療、保険適用なし、約40万~60万円。
1ヶ月~2ヶ月入院になります。